「自己主張するのが苦手」
「我慢して自己犠牲ばかりしてしまう」
「人に頼れない…」
そんな生きづらさを感じていませんか?
もし思い当たることがあれば、それは幼い頃から「わがまま=悪いこと」
という価値観を刷り込まれてきた影響かもしれません。
今回は「わがまま」の呪縛があると抱えてしまう生きづらさと、
呪縛から解放される方法についてお話しします。
「わがまま」の呪いを解くにはこれだけ意識しよう

この呪縛から解放されるために大切なのは、
「わがままかどうか?」ではなく、「自分はどうしたいのか?」
を基準に考えること。
「わがままかどうか?」
を考えると罪悪感を抱きやすく、自己否定につながります。
自分が幸せだと感じることを選んでいきましょう。
そもそも「わがままと思われる…」と不安になるのは、誰かからそう思われると思い込んでいるサインです。
親や先生など周りの大人から刷り込まれた価値観は、あなたが大人になったいま、手放しても何ら問題ありません。
あなたはもう、自分の人生は自分で選べるはずです。
ケース別:「わがまま」という呪いからくる生きづらさ

幼少期に親から「お前はわがままだ」と繰り返し言われて育つと、
- 「自分の気持ちを伝えると怒られる」
- 「我慢するのが当たり前」
といった思考のクセが形成されていきます。
その結果、親や周囲の期待に応えようとするあまり、
本音を押し殺して生きることが習慣になってしまうのです。
ここでは「わがまま」と言われることで生きづらさを感じる具体的なケースを
以下の3つに分けて見ていきましょう。
- きょうだいと比較されてきた
- 家族の空気を壊さないために我慢してきた
- 「いい子」でいることを求められた
【1】きょうだいと比較されてきた
きょうだいのいる家庭では「お兄ちゃん(妹)はちゃんとしてるのに、あなたはわがままね」と言われた経験がある方も多いかもしれません。
こうして兄弟姉妹と比べられ「自分はダメなんだ」と思い込んでしまうと、
自分の気持ちを言えなくなります。
さらに「周りと同じようにしなきゃ」「迷惑をかけたら愛されない」
と考えるようになり、無理に周囲に合わせるクセがついてしまうのです。
【2】家族の空気を壊さないために我慢してきた
親のどちらかが感情的になりやすい家庭では、子どもは自然と
「怒らせないようにしなきゃ」と気をつかうようになります。
何か言おうとすると「わがまま言わないの!」と叱られることが多くなり、
次第に「意見を言うのは悪いことだ」と感じるように。
そして大人になっても「自分の気持ちより場の空気を守ることが大事」と考え、無意識に我慢を続けてしまうのです。
【3】「いい子」でいることを求められた
長男や長女として生まれ、
「お姉ちゃんなんだからわがまま言わないの」と言われてきた人も多いでしょう。
このような環境では「自分さえ我慢すれば親が楽になる」と思い込み、
助けを求めることや自己主張することに罪悪感を抱いてしまいます。
そうして自分の気持ちよりも周囲を優先することが当たり前になり、
気づけば無意識のうちに自己犠牲で生きてしまうことがあるのです。
わがままと自己主張は違うものだと理解する

「自分はわがまま」という呪縛に悩む人は、まず「わがまま」と「自己主張」
を混同していないかどうか、考えてみましょう。
「わがまま」と「自己主張」は似ているようで、本質的に異なります。
- わがままは「自分さえよければいい」という一方的な考え方。
- 自己主張は「自分の意見や気持ちを伝える」こと。
本来、自己主張は決して悪いことではなく、健全なコミュニケーションの一つです。
ましてや子どもが「〜したい」と言うのは自由なはず。
しかし「わがまま」という言葉が大人の都合で使われると、子どもの自己主張が否定されることにもなりかねません。
その結果、子どもは「自分の気持ちを伝えたらいけない」「欲求を持つこと自体が悪いことだ」と思い込んでしまいます。
心の声を大切に「わがまま」の呪いから解放されよう

「わがまま」という言葉は、子どもの自己主張を否定し、コントロールしてしまうこともある強い表現です。
その呪縛に気づき「自分自身がどうしたいのか」心の声に耳を傾けましょう。
自分の本当の気持ちを大切にすると、生きづらさが和らいでいきます。
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